「富とは持っているお金の額ではない、人生の選択肢の数である」と思うっていう話。

富とは選択肢の数である

突然ですが、みなさんは「富」とは何を指す言葉だと思いますか?

多くの人は、お金をたくさん持っている人を思い浮かべるのではないでしょうか。

経済的に成功した起業者の事を思い受かべる方もいるかもしれません。

タイトルに有ります通り、「富とは持っているお金の額ではない。富とは人生の選択肢の数である。」と思われる方もいらっしゃると思います。

ええ、私ですが!

やたらと偉そうな書き出しですみません・・・(笑)

ですが、人生ってなんだかんだ難しく考えるものではなく、非常にシンプルなものだと思うのです。

ということで、この記事では、私が自身の経験を通じて得た考え方の1つである「富とはなんぞや?」についてお伝えしたいと思います。

【この記事で伝えたいこと】
人生とは自分の今までの時間の使い方が反映されるもの!反映された結果がその時の選択肢として現れる、ただそれだけのシンプルな話ではないでしょうか!

「お金がたくさんあること」=「幸せ」なのか?

まず、富と言われて一番にイメージされるのはお金だと思うんですね。

確かに、お金と言うのは、現代社会を生きていく上で必ず必要なものですし、無いよりは有った方が良いのは間違いありません。

ただ、お金をたくさん持っていれば幸せか?と言うとそれはまた別の話だと思います。

例をあげて考えてみましょう。

ここにAさんとBさんがいるとしましょう。

もちろん、架空の人物の話です。

2人が現在持っているお金の額は大きくことなりますが、それぞれが今まで歩んできた人生の経緯は以下の通りとします。

【Aさんの今までの人生】

  • 現在40歳で資産は5000万円
  • 父親が○○財閥の社長で、幼いころから何不自由なく暮らしてきた
  • 欲しい物はすべて父親に頼んで買ってもらっており、今まで自分で働いたことは一度もないが、与えられたお金を使うことで今も贅の限りを尽くしている
  • 何もしなくてもお金をもらえるので、今後も仕事をするつもりはない
  • 家事は奥さんが全部やってくれているが、もちろん奥さんも仕事はしていない
  • いつまでもこの生活が続けばよいと思っているが、非常に浪費家なので父親からお金がもらえなくなることが常に心配
【Bさんの今までの人生】

  • 現在30歳で資産は500万円
  • 実家は裕福ではなかったが、両親から常にお金の大切さを教えられていた
  • 今まで欲しいものを親に買ってもらったこともあるが、基本的に与えられたおこずかいや、自身のアルバイトで稼いだお金の範囲内で欲しい物を買ってきた
  • 子供のころからお金は大切な物だと教えられていたので、その大切さを伝えつつ誰かの役に立てる仕事をしたいと思い、誇りを持って銀行員の仕事をしている
  • 奥さんとは共働きだが、コミュニケーションをしっかりと取って家事を分担して助け合うことで、忙しいながらも子育てと仕事を両立している
  • 夫婦共に精神的に自立した生活を送り、Bさんはお客さんの資産構築のお手伝いができる仕事に誇りを感じ、更に多くの人に価値を提供する為に勉強に励んでいる

さぁ、いかがでしょう。

あなたは、AさんとBさんのどちらが幸せだと思いますか?

つらい仕事をすること無く、お金がたくさんあって無尽蔵に使うことのできるAさんの方が幸せだと思いますか?

それとも、自分の意志を持ち自立した生活を送り、今は資産がそこまで多くはありませんが着々と未来に向けて歩み続けているBさんを幸せだと思いますか?

「お金がたくさんあること」=「幸せなこと」だと考える方は、上司に頭を下げずに済んで楽しく暮らしてるAさんの方が幸せだと感じるでしょう。

でも、はたしてそれは本当の幸せなんでしょうか?

時間は全ての人間に対して平等

では、この2人の10年後を見てみましょう。

【Aさんの10年後】

  • 父親が2年前に逝去し、派手な生活を送っていた為か、父親の貯金は年収からすると非常に少ない5000万円程度しか無かったことが発覚
  • 贅の限りを尽くしていたBさん・母親・妻は父親からお金をもらえ無くなり困ってしまった為、父親の遺産を巡り骨肉の争いを展開
  • 最終的にBさんは2000万円程の財産を相続することができたが、遺産相続の争いにより親族とは絶縁関係となって、妻とも離婚することとなった
  • 今まで一度も自分で仕事もしたことが無く、家計の管理も行ったことが無い為、Bさんは1人で暮らしていても父親が亡くなる以前と同水準の暮らしを続け、2000万円あった財産も2年で200万円程になってしまった
  • 未だ以ってBさんは仕事をしておらず、親族の誰かからの新たな遺産が転がり込んでくることのみを日々祈っている
【Bさんの10年後】

  • 親孝行ということで、定年退職をした両親に5年前に世界一周旅行をプレゼントした
  • 子供も高校生となり、日ごろからお金の事は大切にしないといけないと教えていた為か、子供はアルバイトをして自分で稼いできたお金の範囲で欲しい物を全て賄っている
  • 奥さんとしっかりと話し合い年間の貯蓄目標額を立てて働いてきたため、10年で2000万円を貯めることができた
  • 5年前まで銀行員を続けていたが、ある時、銀行員では自分が提供できる価値に限界があると感じ、寝る間を惜しんでたくさんの資格を取得し、家計見直しコンサルタントとして独立開業
  • 独立をして初めの3年間は会社員時代の方がはるかに給料が多かったが、今では会社員時代よりも多くの収入を得ており、以前よりも個人の家計により密着したアドバイスができている為、仕事をやりがいを感じて充実した毎日を送っている

さぁ、いかがでしょう。

もう一度、お聞きします?

あなたは、AさんとBさんのどちらが幸せだと思いますか?

これは大げさな話かもしれません。

しかし、生活の中で大なり小なりAさんやBさんの行動に当てはまる部分はあったのではないでしょうか。

大事なのは、その時に持っているお金の額ではないと思います。

本当に大事なのは、今の自分に至った経緯だと思うのです。

父親が逝去するなんてことは誰にも分かりませんが、自身が仕事もせずに親から与えられていたお金だけで死ぬまで暮らし続ける事が可能かどうかなんて、10分程考えるだけで無理だということが分かると思います。

親より子供の方が長生きする確率は高いのですから、いつまでのこの暮らしを続けることが不可能なんてことはすぐにわかることです。

頭の中ではその事実を認識しつつも、父親が亡くなるまで努力を怠たり続けたAさんには、「自分の力で生きていくという選択肢が無かった」のです。

自身が身につけるべき自立した生活力を40歳を過ぎても身につけれていなかった人間が、いきなり自分で仕事をして自立して生きていくなんて事は到底できません。

Aさんには「誰かからお金をもらうことでしか生きることができないという選択肢しか無かった」のです。

それは、Aさんが選んで歩んできた人生の積み重ねそのものです。

50歳になってしまってからではもはや遅いのです。

努力しなければ何もつかめない

それとは対照的に、Bさんは、日々年間の目標に向かって努力を重ねた結果、40歳を目前に控え、遂に独立開業し、自身の力で家族を養うことのできる能力を身につけることができました。

共働きでしたので、仕事と子育ての両立で非常に大変な時期も有りましたが、常に自身の頭で考えて判断をしてきて乗り越えてきた為、独立してからの顧客へのアドバイスに対して実体験を伴った深みのあるコンサルティングを提供することができたのです。

独立を考えた際に、Bさんには「会社員を続けるという選択肢」も有りました。

Bさんも安定的な収入のある会社員をやめることは非常に大きな決断でしたが、たゆまぬ努力により「自分の作り出した価値をお客さんに提供することで対価を頂く仕事をする能力を身につけた」為、「独立するという選択肢を選ぶことができた」のです。

今までの自分の努力の積み重ねこそのみが、自分の人生の選択肢を増やすのだと思います。

逆を言えば、ある時点の人生の選択肢は、今まであなたが取ってきた行動の結果そのものだと思うのです。

嫌なことから逃げ続けてきた人には、「嫌なことが再び来た時にはまた逃げるという選択肢」しかありません。

逃げ続けた結果は自分が困るのか、周りの誰かを困らせるのかの2択になると思います。

私の両親はお金について考えることから逃げ続けてきた為、借金を作り倒して子供に迷惑をかけると言う選択肢しか取れなかったのです。

努力しなかったが故に「自分の尻を自分で拭く能力が無く、他人に迷惑をかけ続けてしか生きれない」という選択肢しか無かっただけの話だと思うのです。

もちろん、お金に関してだけではありませんが、努力してなんらかの壁を乗り越えてきた人は、その壁を乗り越えることのできる能力を身につけたから今ここにいると思うのです。

人生は日々の積み重ねであって、その結果が自分の人生に現れるだけ。

日本で生きていく限りはお金のことを考えずに生きていけるはずがありません。

そう、ただのそれだけ、非常にシンプルな話だと思うのです。

まとめ

積み重ねてきた人生は、如実にその時の人生の選択肢となって現れると思います。

私はまだ30歳にも満たない若輩者ではありますが、その点は間違いないと確信しております。

いくら虚勢を張っても、中身の無い人は最終的に中身の無い人でしかないと思うのです。

結局は、目標に向かって努力し続けることが一番の近道なんだと思います。

努力は嘘をつきません(成功するまで継続させる努力が必要ですが)。

給料が低いことが不満ならば、上司の評価をあげてボーナスの額をあげる努力をするのか、生活の中の無駄を削るのかをすればよいと思います。

今の仕事に満足していないならば、何をしたいのかを考えて、必要で有れば転職をすればよいと思います。

「会社に行きたくない、こんな仕事は本当はしたくない」と言いつつ、同僚と愚痴をこぼして傷をなめ合う人に、どういった価値がありますか?

努力を怠った結果、「今の会社で不平不満を言いつつも働いて生活費を稼ぐという選択肢しか無い」のではないでしょうか?

今までの努力の結果が、あなたの人生のターニングポイントの際の選択肢の数に反映されるだけなのだと思います。

あなたは今の人生に満足していますか。

満足していないならば、行動を起こす必要があるのではないでしょうか。

今の行動が未来の自分の選択肢へと繋がるのです。

ここまで偉そうに言ってますので(笑)、もちろん私も絶対に負けません!

一緒に現代社会と言う乱世と闘い、自らの頭で判断して乗り越えていきましょう!

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たんたん

ある日突然現れた「親の借金返済で転落人生」へと…!お金・家族・恋人・時間、全てを奪われた怒りを1年半ブログにぶつけてたら、気づけば「家計のプロ」となってた。見切り発車で会社を辞め「人生の火起こし人」として、独立系のファイナンシャルプランナーで起業。座右の銘は「人生、一念(一年)あれば必ず変えれる」
■転落はある日突然に…プロフィールはこちら
富とは選択肢の数である

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