[書評]年利15%でふやす資産運用術を読んだ感想まとめ!投資は確定拠出年金からか…?

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確定拠出年金について勉強する為に、金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術を読みました。

私も税制的に有利な積立年金とは知っていたのですが、細かいところまでは分かって無かったので、勉強にちょうど良い本でしたね。

税制メリットがあるので、投資をするならまずは確定拠出年金からってレベルでお得な制度だったので、びっくりでしました。

老後の資産形成について不安を感じている方にピッタリの本だと感じたので、その感想をお伝えしたいと思います。

【この記事で伝えたいこと】
確定拠出年金は早めの導入を検討を!民間の年金保険や投資信託に入る際は確定拠出年金を検討してからが良い!

※この記事の画像は公式HPより引用しております

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年利15%でふやす資産運用術の基本データと目次

本の基本データはこんな感じです。

【基本データ】

  • 書籍名:金融機関がぜったい教えたくない 年利15%でふやす資産運用術
  • ページ数:192ページ
  • 出版社:かんき出版
  • 発売日:2013/1/9
  • 著者:竹川 美奈子
【目次】

  1. 公的年金だけでは豊かな暮らしはのぞめない!
  2. 金融機関の売りたい「年金」商品は買ってはいけない!
  3. 年金資産は確定拠出年金を使ってつくる!
  4. どんな金融機関を選べばいい?
  5. 確定拠出年金はこう活用する!
  6. 【実践編】口座開設から取引までの疑問点にお答えします!

年利15%でふやす資産運用術を読んだ感想

まず、年利15%と言う言葉は語弊があると思っています。

15%と言うのは確定拠出年金に対しての積立額に対する、所得税と住民税の控除額の事を指しています。

間違いと言う訳でも有りませんが、年利となると基本的に複利での利率をイメージしますよね。

でも、本書で紹介している確定拠出年金の税制メリットは、積み立てた金額に対しての税金控除(キャッシュバック)なので複利では無くて単利です。

毎年複利で増えていく投資と単利で毎年キャッシュバックされる金額と言うのは別モノなので、タイトルはちょっとあおり過ぎ感が有りますねー。


と、タイトルだけは残念な印象ですが、内容自体は老後の資産形成の勉強入門に持ってこいだと思いました。

国民年金の基礎的な知識・投資信託の選び方・確定拠出年金の内容から実践的なアドバイスと幅広く掲載されているので、将来の資産形成についての幅広い知識を学ぶことが出来ます。

税制や投資について初めて触れる方は一度で理解できないかもしれませんが、この本で取り扱っている話は将来の資産形成には確実に知っておいた方がいい知識ばかりです。

ですので、この本をベースに勉強するのもアリかと思います。

と言う事で、「題名は誇大広告だが、年金を含めて将来の資産形成の知識を養うならうってつけの本」と言う感想ですね。

なので、逆に既に確定拠出年金年金を利用していたり、投資信託を自分で選定している方は不要な本かと思います。

あと、年利15%でガンガン資産を増やしたい!と言う方にも不要かと思います(笑)

年利15%でふやす資産運用術で勉強になった知識

ではでは、この本を読んでタメになったと感じた部分をかいつまんでお伝え致しますね!

老後は30年近くあるのに毎月赤字になる(P20)

総務省の家計調査から抜粋したデータとの事で、良くある話なのですが、公的年金だけでは老後の生活を賄えない事を示しています。

データとして、世帯主が60歳以上の仕事をしていない世帯(2人以上)の家計は、毎月平均44000円程の赤字となっているそうです。

また、次のページにありますが、日本の平均寿命が長くなっていて、2011年には平均寿命が男性81歳、女性87歳となっているとの事。

そうなると、60を超えた20年~30年間は毎月44000円の赤字となるので、ざっくり1000万円~1500万円が老後の資金として必要になる計算ですね。

とはいえ、少子高齢化で今後の年金財政は更に悪化することが目に見えてますので、1500万円有っても足りないでしょうねー。

って所で、自分の人生を守るために早いうちから老後資産の構築が必要ってことですな。

「支給開始年齢の引き上げ」「給付額の削減」が加速する(P34)

現在の給付額でも赤字になる事を伝えてますが、このままの人口推移だと現状の年金額を確保できない事をデータで予測しています。

2030年には1.7人の現役世代で高齢者1人を支え2055年には1.2人の現役世代で高齢者1人を支える時代と計算されています。

 全人口に占める
65歳以上人口
現役世代(20~54歳)人口に対する
65歳以上人口の割合
1960年5.7%10.6%(9.5人で1人)
1970年7.1%11.7%(8.5人で1人)
1980年9.1%15.1%(6.6人で1人)
1990年12.0%19.6%(5.1人で1人)
1995年14.5%23.2%(4.3人で1人)
2000年17.3%27.9%(3.6人で1人)
2005年20.2%33.1%(3.0人で1人)
2009年22.8%38.5%(2.6人で1人)
2030年31.8%58.2%(1.7人で1人)
2055年40.5%85.0%(1.2人で1人)
出所:総務省統計局「国勢調査」、厚生労働省「人口動態統計」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成18年12月推計)」

そう考えると、2055年には高齢者世代を支える年金原資として、2009年の2.5倍もの金額が必要と言う事ですねー。

いやー、これは恐ろしい・・・。

単純に今の年金保険料が2.5倍になったとしたらヤバいですよねー!

と、やはり今から資産形成をしないとやばいと言う事が感じ取れます。

ほとんどの人が分配金のしくみを理解していない(P65)

投資信託で長期的な資産形成をしていくならば、分配金が支払われないファンドを選ぶのが鉄則です。

毎月分配金が支払われていたら複利の効果を全く享受できませんからね。

でも、2011年のアンケート結果では、分配金について「支払われた額だけ基準価額が下がる」事を理解しているのは、全体の17.4%しかいないという結果に!

この結果は良く分からず投資信託を購入している方が非常に多いと言う事を表しているかと思います。

ひふみ投信セゾン投信の様な買付時の手数料が不要で、分配金も出さないような長期投資向けのファンドを購入している方は少ないと言う事でしょうかね。

データが2011年とちょっと古いので、なんとも言えませんが、「良く分からないものに投資はしない」と言う投資の鉄則を守らないといけないって思いましたね。

やっぱり日々勉強しないと損するばかりですな・・・。

確定拠出年金を活用しているのは0.4%!(P89)

2012年8月末時点だと、個人型確定拠出年金を利用可能な人のうち実際に利用しているの全体の0.4%とのデータが出ています!

1000人に4人ってモノすごく少ないですね!(汗)

と言っても、私もしっかりは知らずに利用していなかったので、996人のうちの1人ですが・・・。

細かい税制メリット等はこの本を読んだ方が早いので、この記事ではあまり触れません。

税制メリットを考えると確定拠出年金は間違いなく早めに利用すべき制度と感じましたね。

マッチング拠出が可能かどうか等を会社に確認中なので、確定拠出年金を始めたらまた記事に致します。

一番のデメリットは60歳まで引き出せない事(P109)

買付時、運用中、受け取り時の3つのタイミングで、税制メリットを受けることが出来る確定拠出年金のデメリットについて伝えています。

それは、「原則、60歳まで引き出すことが出来ない」と言う事です。

目的自体は老後の資産形成の為なので、引き出せない事によって自然とお金が貯まりますが、日常生活を脅かす程積み立ててしまうと本末転倒になってしまいます。

確定拠出年金を積み立てすぎて生活費が無くなったので、キャッシングをするなんて事はダメですよー(笑)

なので、毎月の積立額は無理のない範囲で設定することが必要かと。

P112で年一回の積立額変更は可能だと記載しているので、やばいと感じたら積立額を減らす事も可能です。

しっかりと人生計画を見据えた上で積み立てを行うことが重要ですねー。

オススメはこの6つの金融機関!(P139)

確定拠出年金の利用には年間の維持コストが必要になります。

でも、このコストが取り扱い金融機関によってかなりの差があるんですね。

と言う事で、手数料が安くてオススメの金融機関を紹介してくれています。

筆者は、6つのオススメとして、「スルガ銀行・SBI証券・三井住友海上火災保険・鹿児島銀行・琉球銀行・岩手銀行」をあげています。

実際の金融機関名で紹介してくれているので、これは具体的で分かりやすい情報かと思います。

とはいえ、自身の頭で考えて判断する事が必要なので、参考データとして受け取りましょう。

確定拠出年金についての注意点

と、この本では老後の不安を解消する為に確定拠出年金をオススメしているのですが、1点注意が必要です!

それは、確定拠出年金まわりの法律が本書の発行時点から改定が予定されていると言う事です。

例えば、国民年金第3号被保険者と公務員は確定拠出年金への加入が出来ないのですが、法律の変更案として両者とも加入出来るように制度変更を検討しているそうです。

また、確定拠出年金の積立額は毎月ごとに限度額を定めていますが、年単位で限度額を設定する事も検討しているとの事で、ボーナスを利用して柔軟に積み立てる事が可能となるかもしれません。

平成27年4月3日に国会に提出されて審議中との事ですので、引き続き状況を注視する必要があります。

年利15%でふやす資産運用術はこんな方にオススメ

税制を味方につけて得しながら積み立てをしよう!

ってのが確定拠出年金なので、ガンガン増やす人向けの制度では有りません。

ですので、以下の様な方にオススメな本かと思います。

【この本をオススメする人】

  • 自営業の方で国民年金だけでは無理!と感じている方
  • お勤めの会社に企業年金が導入されていない方
  • 将来の年金に漠然とした不安を抱えている方
  • 良く分からないけど投資を始めようと考えている方

まとめ

それではおさらい!

【年利15%でふやす資産運用術はこんな感じ!】

  • 老後の資産形成の大切さをデータで伝えている
  • 確定拠出年金について概要情報をまんべんなく伝えている
  • 実際に確定拠出年金を始めるにあたっての実践的なアドバイスが有る

ホント今の時代は、私たちの親世代のライフスタイルを踏襲すると幸せになれない時代になったと感じます。

人口が減少している社会に生まれてしまったので、仕方が無い事かと思います。

ですので、自分のお金は自分で守る気持ちが無いと、年老いた時に悲惨な人生が待っているのかと。

残念ですが、自己責任の時代に突入してると私は思っています。


投資と言えど、たくさんの商品が有りますが、やみくもに株だのFXだのと始めるよりは、税制を知った上で確定拠出年金から取り組むのが良いかと思いました。

ただ単にお金を増やすだけ無くて、税金の控除まで考えた上で資産形成が出来れば、より効率的なのかと。

私も株式投資から始めてトータルで負け越しているので、当時の自分に教えてあげたいモノです。

と言うことで、老後の資産形成の入門書としてぴったりの本かと思います。

知識をつけるのは早めの方が良いのは間違いないので、まだ確定拠出年金を利用されていない方はぜひご検討頂ければと思います。

また、ひふみ投信セゾン投信と言った長期投資を目標とした投資信託も合わせて検討する事もオススメ致します。

ドカンと増やすのではなく、コツコツ地道に積み立てるのがやっぱり一番ですから。

この記事が少しでもあなたの人生の糧になれば幸いです。

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