意地を捨て感謝をする。そんな逞しい人間に私はなりたい。

時には意地を捨てる事も自分の成長の為には必要かもしれません。

ブログを立ち上げて1年弱。

意外と早いモノでした。

元々は、親の借金を返済する経験がきっかけでお金に詳しくなるために立ち上げたブログですが、ブログのおかげで最近新しい変化が出てきました。

それは「考え方の変化」です。

考え方が変わる事で、今まで固着していた歯車が動き出したように感じております。

【この記事で伝えたいこと】
考えて、悩んで、失敗して、嫌になって、それでも続けて、考えて、悩む事で見えてくるモノもあると思う。

ずっと家族の事が嫌いだった

まず、何に対する考え方が変わったのか?

それは、「家族に対しての考え方」です。

自分の中で長年固着していた考え方が少しずつ変わってきていると感じており、今までにない大きな変化が起きています。

父が大嫌いだった

まず、私は父が大嫌いです。

借金の原因も父がお金の管理・節制・努力を一切しなかった事で有って、義務を果たさず他人に迷惑をかけても何とも思わない姿勢が人間として非常に嫌いなんですね。

私が学生の頃も、生活が苦しいからと言ってお金をせがまれたので毎月バイトで稼いだ金を渡していました。

でも、そんな事を言ってくる父は数ヶ月前にバイク屋でたまたま見たアメリカンを衝動的買いをして、毎日ピカピカに磨いている状況でした。

家計は苦しいけど、自分のわがままは通したい。

バイクは手放したくないから子供からお金をせびる。

そんな事を平気で言う父親でした。

さすがにこれは許せなかったので、「家計が苦しかったらお金は出すけど、バイクを売るくらいの誠意を見せないと納得できない」と伝えました。

と、結果的にバイクを売りはしましたが、私にとっての父は親の責任感と自覚があると感じた事が一度も無い為、この世で一番嫌いな人間だったんですね。

母を認められなかった

また、母の事も認められませんでした。

母は優しい人です。

子供の事が大好きな人です。

子供の為なら命を投げ打ってでもとよく言っておりました。

その大好きが高じて過保護な部分が有って、大学生になっても子供の服を買ってきたり、毎朝全員をそれぞれの時間に合わせて起こしに行ったりと。

非常に献身的なすごい人だと思います。

でも、私からすれば服を買ってきて欲しいわけでも無いし、起こしてほしいと言った事も無かったので、親に甘えつつもありがた迷惑だと思っていました。

かなり長い反抗期って感じですかね。

色々と施しを受けてはいたものの、自分が本当に欲しかったのはそう言う一方的な施しでは無くて、お互いに精神的にサポートしあえる双方向の関係でした。

その想いを私も口にする事は無かったので母に伝わる訳も無く、欲しいモノが手に入らない関係を煩わしく感じてしまい、心のどこかで母を認めたくないと言う想いが有りました。

兄弟を好きになれなかった

また、2人の弟がおりますが、2人とも好きになれませんでした。

2人ともずっと実家住まいと言うモノあったし、仕事も転々として経済的にも精神的にも独立していない面があると感じていて、「もっと努力をしろよ」ってずっと思っておりました。

仕事を辞めても親が何も言わないってのも原因かとは思いますが、私も何かアドバイスをする訳でもありませんでした。

家族で有りながら煩わしい存在くらいにしか思ってませんでした。

中学校くらいまではみんなでゲームして楽しく遊んでいたのにね。

他人に原因を求めているうちは何も変わらない

と、そんなこんなで2014年に母がくも膜下出血で倒れて高次脳機能障害を患ってしまい、それを機に実家に戻った際に借金が発覚した訳です。

母の治療費すらも払うことが出来ない父の姿が惨め過ぎて何度も喧嘩をしましたが、そんな事をしてもお金が増える訳でも借金が減るわけでも有りません。

どうにもこうにもならないので、子供の貯金を合わせて借金を返済しましたが、根本的な原因である父のお金に対する怠惰な姿勢は未だに変わりません。

「俺はこんな人生は嫌だ!」と思い、FP3級やFP2級に挑戦してお金の勉強をしてブログで情報発信をしてきましたが、最近ある変化が有ったんですよね。

それは、「今までの自分は人に原因を求めすぎていたのではないか?」と考えるようになった事です。

ある時、ふっと自分の中にそう言う想いが芽生えてきたんですね。

誰だって良いところはあるし感謝をすべき点はある

最低限の親の義務を果たさないでいる父ですが、毎日ちゃんと仕事をしております。

また、本業だけでなく朝3時に起きて新聞配達も毎日続けています。

もうかれこれ20年近くになるでしょうか。

その精神力は本当にすごいと思います。

自分が同じ事をできるかと言われると、正直、できる自信はありません。

と、家族の為に本業に加えて新聞配達をしている父ですが、金銭管理はしないし、浪費をやめる事はありません。

自分の我儘だけで300万円程の借金を抱えている状態で、更に300万円ものフルローンを組むと言う。

それ自体はあり得ない事で無責任甚だしいのですが、同時に新聞配達を毎日続けていると言う事も事実。

でも、私の目に映るのは相手の悪い部分だけで有って、その人がどんなけ良い事をしても受け入れがたい事実として認めようとはしなかったんですよね。

そう、それが間違いだと言う事に気付いたんですね。

なんか心が洗われるような感覚でした。

感謝すべき点は感謝をすべき

借金を作って子供の人生を奪うような父親であっても、家族の為に身を粉にして働いている事実は変わりません。

なので、本来はそこに対して感謝をすべきだったんですね。

嫌な部分ばかりを見ていると、相手の良い部分は認めたくなくなるのが人間と言うモノ。

でも、それじゃあ物事は良い方向へ進まない。

相手を変えるためには、まず自分が変わらなければいけない。

自分が認めたくなかった部分もあるだろうけど、そこは切り離して感謝をすべき。

そう思ったんです。

このように借金を返済してブログを通じて自分と向き合う中で、自分の考え方が変わってくるのを感じました。

それはひとえに自分の中にある価値観が明確になってきたのかな?と思っております。

考え続けることで自分の価値観が明確に

やっぱりブログを書き続けるには、自分が何を考えていて、何を伝えたいのかを考える必要があります。

自然と自分と向き合う時間が増えてくるわけですね。

その中で、借金とお金の事が悶々と頭をもたげるのですが、有る時考えたんです。

今まで色んな事があったけど、今自分が持っている選択肢を抜きにして今まで有った事もまっさらにして考えた時に、俺が求めるベストなゴールはなんなのかと?

なかなか答えは出ませんでしたが、時間が経って出た答えは非常にシンプル。

「自分も幸せになって、一緒に家族も幸せになって欲しい」と言うモノでした。

初めは自分だけ良くなればいいと思っていた

ブログを立ち上げた時は自分が良くなりたいと言う自分中心の理由だったんです。

執念に近いような感情でお金の勉強をしていたので、他は何振り構わないって感じでした。

とまぁ、有る程度自分で家計をコントロールするスキルと知恵が身について余裕が出てきだすと、自分だけ良くなるのが最終ゴールなのか?

と思うようになったんですよね。

1年以上悩み続けていたと思います。

やっぱり家族みんなが良くなるのが一番

今でも父の事は嫌いです。

母も子供の事を思ってとはいえ、父と同じ様に浪費を止めず借金を作る一因となっていたのは許せません。

そんな状況で何も考えずに家でダラダラしていた弟も同罪です。

でも、みんな心の底から悪い人間って訳では無いんです。

嫌いが先行して、良い面を認めたくない自分がいました。

そんな家族がこの先更に借金を作ってどうにもならない老後を迎えて悲惨な人生を送って欲しいか?と考えたんですね。

素直に考えて自然と頭に浮かんだのは、「家族にそんな想いはして欲しくない」って事でした。

私にとってのゴールは自分だけが幸せになるのでは無く、家族全員を自立させることにあるのでは?と思い始めたんです。

今までの人生で20年近く固まっていた歯車が動きだしたような感覚でした。

考え抜いて行動を継続しないと見えないモノもある

こう思えるようになったのは、親の借金を返済して、お金に詳しくなろうと思い、ブログを初めて自分と向き合ったが故だと思います。

ともすれば、借金を返済することが無ければ、家族を助けようと思わなかったと感じております。

やっぱり自分と向き合い行動を続けることで、考えは変わるものだと。

また、お金の勉強をしてきた事で、「今の自分なら実家の家計を立て直すことができるかも?」とうっすら思えるようになってきたのも大きな変化と感じております。

去年には到底思わなかった感情なので。

自分の行動が全て正しくて常に100%努力し続けていたかと言うとそうでもない部分は有りますが、やっぱり行動し続けて初めて見えるモノがあると最近感じている次第です。

2015年度中に家計の収支をプラスに持っていき、俺がいなくても家計が管理できるようにする

目標は実家の家計を立て直す事と家族の自立です。

曲がりなりにも節約技やFPの勉強をしてきたので、今なら自分の力を活かして家族に恩返しをできると思うんです。

まぁ、父は今でも大嫌いですが(笑)

大嫌いなのが変わるかは分かりませんがそれは置いておいて、今まで育ててくれた感謝の気持ちとして、家計の立て直しに力を注いでみようと思います。

私がいなければどうにもならない家計では無く、自分たちで管理して改善していく事ができる自立した家計に。

それができればみんなハッピーになるんで、それ以上良い事は無いでしょう。

自分の資産形成に加えて、家族の人間的自立と経済的自立。

それが2016年3月迄の私の目標です。

毎月の収支をプラスに持っていって、父主導の下で家計を管理できるようにする。

そこまでをあと5か月で実現できるように尽力していきます。

こうやってブログで宣言することでやるしかない状況になるので、背水の陣で挑む覚悟です。

さぁ、固着した油を取る為に更に頑張らんとね!

本当にやりたい事をやった方がいいと思う

と、最終的に何が言いたいのかと言うと、本当にやりたい事をやった方がいいと思うって事です。

私の場合だと、自分がお金に詳しくなって家計のスペシャリストになりたいって想いは間違い有りませんが、心のどこかで家族をなんとかしたいって思っていたのも事実です。

でも、嫌なことが有って目を背けていたのが事実で有って、それは過去の経験や先入観から来るものでした。

ようやく自分の中にあった長年の課題と向き合う覚悟ができたって訳なんですね。

なので、人生認めたくない事も色々とありはしますが、その中にちょっとでも自分の意地が入ってしまっているならば、一度意地を取り除いた時に本当はどうしたいか?を考えた方がいいと思うんですね。

きっとそれが自分が目指す一番のゴールだと思うので。

そんな事を想い、決意を固めた日曜日の夜でした。

明日も仕事なのにもうこんな時間!(笑)

まとめ

人の成長には意地を捨てることが大事なのでは?と感じた今日この頃。

あくまで私の今時点の考えなので、半年後には違う事を言ってるかもしれません。

でも、それで良いと思うんです。

変わることができるのが人間の良いところなので、変化していると言う事は何かしら考えて行動した結果なのでしょうから。

と、まずは目の前の課題を解決することに重きを置いて、生活をしていきたいと思います。

人を守るにはお金が必要。

その覚悟を胸に、家族の経済的・人間的自立を目指します。

もし同様の想いをお持ちの方がいれば、何かの参考になればと思い言葉にしてみました。

道は険しいですが、自分の経験にもなるのでちょこちょこ結果を報告していきたいと思います。

この記事が少しでもあなたの人生の糧になれば幸いです。

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たんたん

ある日突然現れた「親の借金返済で転落人生」へと…!お金・家族・恋人・時間、全てを奪われた怒りを1年半ブログにぶつけてたら、気づけば「家計のプロ」となってた。見切り発車で会社を辞め「人生の火起こし人」として、独立系のファイナンシャルプランナーで起業。座右の銘は「人生、一念(一年)あれば必ず変えれる」
■転落はある日突然に…プロフィールはこちら
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