リクルートカードとは?無料の1.2%還元でnanacoチャージも可!

リクルートカードの特徴・メリット・デメリット

2013年5月30日、クレジットカード業界を揺るがす事件が起きました。

それは、リクルートカードの登場です。

ネットの巨人であるリクルートグループがクレジットカード業界にも参入してきたのです。

多くのクレジットカードのポイント還元率が0.5%で有る中、リクルートカードは年会費無料で1.2%もの還元率を有しています。

カードが登場した当時はリクルートポイントの使い道も少なかったのですが、pontaポイントとの相互交換も始まり、ポイントの利用シーンが大幅に増えたことで、かなり死角の少ないカードとなりました。

この記事では、年会費無料のカードの中ではかなり優秀なリクルートカードの魅力をお伝え致します。

【この記事で伝えたいこと】
リクルートカードは年会費無料のカードでは業界最高レベルの還元率を誇るカード!nanacoとの連携ができるサブカードとして発行するのもアリ!Pontaポイントとの連携で各種サービスにてポイント利用も可能!

基本データ

まずはリクルートカードの基本データをお伝えいたします。

基本情報評価詳細内容
年会費永年無料
提携会社-株式会社リクルートホールディングス
発行会社-株式会社ジェーシービー(JCB)・三菱UFJニコス株式会社(VISA)
国際ブランドVISA・JCB
発行までの期間ヘルプの記載は3週間~1カ月(VISAは1週間程で発行された)
限度額-発行会社の規定による(100万円で発行された)
ポイント評価詳細内容
貯まるポイント-リクルートポイント
有効期限最終付与日から12カ月後の月末迄
付与率利用金額の1.2%
標準還元率1.2%
最高還元率--
交換(利用)単位1ポイント~
利用方法リクルート系列のサービス(じゃらん・ポンパレ等)
Pontaポイント提携サービス
ボーナスカード会員限定のキャッシュバックキャンペーン等を開催
オプション評価詳細内容
家族カード無料
ETCカード無料(VISAは1000円が必要)
優待サービス×-
紛失・盗難保障60日前までさかのぼり保障
ショッピング保険ショッピング保険年間200万円(90日前まで)
その他QUICPayが追加可能
オプション評価詳細内容
モバイルSUICAチャージ可・ポイント付与あり
nanacoチャージ可・ポイント付与あり
SMART ICOCAチャージ可・ポイント付与あり(VISAのみ)
楽天Edyチャージ可・ポイント付与あり(VISAのみ)
WAON×チャージ不可
旅行付帯保険評価詳細内容
海外旅行傷害保険利用付帯
補償期間出国前日午前0時~帰国翌日午後12時まで最大3か月間
傷害死亡最高2,000万円(事故日から180日以内)
後遺障害60万円~2,000万円(事故日から180日以内)
傷害治療費用最高100万円(事故日から180日以内)
疾病治療費用最高100万円(海外旅行中、帰国後72時間以内、他)
賠償責任最高2,000万円(海外旅行中)
携行品損害最高20万円(海外旅行中、1点10万円まで、免責金額3,000円)
救援者費用最高100万円(条件多数有り)
国内旅行傷害保険利用付帯(公共交通乗用具搭乗中、宿泊中、宿泊を伴うツアー中の傷害事故)
死亡最高1000万円(事故日から180日以内)
後遺障害30万円~1000万円(事故日から180日以内)
入院1日につき3000円(事故発生日より180日限度)※VISAのみ
手術1回につき3000円×10倍、20倍、40倍(1事故につき1回)※VISAのみ
通院-

リクルートカードは「株式会社リクルートホールディングス」と「株式会社ジェーシービー」および「三菱UFJニコス株式会社」が提携して発行しているカードです。以下のあたりが大きな特徴かと思います。

【リクルートカードの特徴】

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1.2%
  • 端数が無駄になりづらいポイント付与形式
  • pontaとの連携で幅広いサービスにポイント利用可能
  • 無料カードではなかなかの旅行付帯保険
  • 充実のショッピング保険
  • nanacoの他電子マネーとの高い親和性
  • 充実した入会キャンペーン

年会費が無料のカードで還元率が1.2%というのは非常に大きなアドバンテージとなっております。

同じ年会費無料のカードでは、楽天カードがありますが還元率は1.0%なので、リクルートカードの方が還元率が高いです。

カード利用で付与されるリクルートポイントも1ポイントから利用可能で、pontaポイントと相互交換が可能なので非常に利用しやすくなっておりますし、入会キャンペーンも非常に充実した内容となっております。

また、JCBブランドとVISAブランドで補償の程度に差がありますが、年会費無料のカードとしては非常に手厚い旅行傷害保険とショッピング保険が付帯されております

更に、nanacoへのクレジットチャージでポイントがもらえるのも非常に大きな特徴となっております。

それでは、順番にリクルートカードの特徴の詳細についてお伝え致します。

年会費

リクルートカードの年会費は「永年無料」です。

リクルートカードの年会費

1年使おうが、30年使おうが1円たりとも費用はかかりません。

年会費無料なので、発行にあたっての躊躇がほとんど不要となるのは大きなメリットですね。

国際ブランド

対応している国際ブランドは「JCB・VISA」です。

カードの性能としても、加盟店の多さとしてもVISAの方が有利だと個人的には思ってますので、基本的にはVISA一択で間違いないかと思います。

VISAの唯一のデメリットはETCカードの発行にお金がかかることなので、その部分は相談の上でブランド選択をして下さい。

発行までの期間

発行までの期間は「3週間~1カ月」です。

リクルートカードの発行期間

たんたんが以前VISAブランドを発行した際には申し込みから手元に届くまで1週間程でしたので、常にヘルプに記載している程時間がかかる訳では無いかもしれません。

ただ、キャンペーン等、申し込みの時期によっても繁忙度合いも変わるでしょうし、申し込みの際は時間に余裕を持って申し込んだ方が良いです。

「リクルートカードが届くまでこの決済はしない!」とか出てくると、なかなか購入できないかもしれませんのでご留意ください。

限度額

限度額は「発行会社の規定に依る」です。

ちなみにたんたんがVISAブランドで申し込みをした際には限度額100万円で発行されました。

これまでのクレジットヒストリー次第というところでしょうかね。

ポイントについて

次にリクルートカードの利用に応じて付与されるポイントについてお伝えいたします。

リクルートカードのポイントについて

ポイント付与率

リクルートカードの利用で付与されるポイントは「リクルートポイント」です。

付与率は「月合計利用額の1.2%」です。

リクルートカードのpoint付与率

高還元率でありながら、小数点以下の切り捨てとなっているので、切り捨てされる最大利用額は83円となっております。

例えば、JACCS系列の高還元率カードであるREXカードの場合ですと、2000円の利用で35ポイントが付与されるため、月額利用料金のうち最大1999円はポイント付与対象外として切り捨てとなる可能性があるのです。

でも、リクルートカードの場合は月額利用額に対して1.2%のポイント付与となるので、非常に効率的にポイントを貯めることが可能なのです。

これは他のクレジットカードにくらべて非常に大きなアドバンテージですね!

ポイント還元率

リクルートカードのポイント還元率は「1.2%」です。

月額利用料の1.2%で付与されたポイントを1ポイント1円で利用可能なので、非常に明朗会計なポイント制度ですね。

ポイントの有効期限

リクルートポイントの有効期限は「確定日から12か月後の月末(延長有り)」です。

リクルートポイントの有効期限

延長有りで期限が1年間ということなので、リクルートカードを利用している限りは実質有効期限無しですね。

年会費が無料なカードなので、「とりあえず発行はしてみたもののあまり利用することが無くて気付いたらポイントが失効していた」ってことは無いようにしましょう。

また、利用付帯の保険しかありませんから、持っているだけではなんの効果も発揮しませんので、発行したからには効果的な利用を検討した方が良いです。

交換単位と利用方法

リクルートポイントの交換単位は1ポイントです。

リクルートポイントの利用方法

1ポイント1円から利用可能であり、リクルート系列のサービスとponta提携サービスで利用可能です。

pontaポイントですと、「ローソン・ライフ・AOKI・ビックカメラ・大戸屋・WATAMI系列・昭和シェル石油・GEO等」で利用可能なので、それぞれのライフスタイルに合わせたポイント利用が可能となっております。

【pontaポイントで利用可能なサービス】
↓↓↓↓
pontaポイントの用途


また、リクルートカードをpontaポイントに交換して、pontaポイントをローソンのお試し引換券として利用するとローソンの商品が定価の7割引き等で購入することができたりします。

こちらの記事でまとめておりますので、参考にして下さい。

利用額に応じたボーナスポイント

リクルートカードには利用額に応じたボーナスポイントはありません。

オプションサービス

次に、リクルートカードに付帯しているオプションサービスをお伝えいたします。

家族カード

家族カードの年会費は無料です。

リクルートカードの家族カード

VISAブランド・JCBブランド共に年会費無料なので、家族でもクレジットカードの利用がある場合は、追加で発行をして会計をまとめた方が良いかと思います。

ETCカード

ETCカードの年会費は無料です。

ただ、VISAブランドのみ新規発行手数料として1000円(税別)が必要になります。

基本的にはVISAブランドの方がJCBブランドよりも高性能なのですが、ETCカードの新規発行手数料のみ必要となる点だけ注意が必要です。

ETCカードの利用額に対するポイント付与率も1.2%のため、1000円(税抜)の手数料をポイント還元で稼ぐためには、90000円の利用額が必要となりますので、VISAブランドの場合はETCカードの発行をしっかりと考えた方が良いかと思います。

リクルートカードのETCカード

優待サービス

リクルートカードを持っていて受けることのできる優待サービスは特にありません。

優待サービス

サイトには「あなただけ特別ですよー」って感じで記載されてますが、これはもともとのリクルート系列のサービスを利用した際に付与されるポイントとリクルートカードで付与されるポイントを合算しただけのものです。

なので、特に優待サービスはありませんので期待はしないでください・・・(泣)

旅行傷害保険

旅行傷害保険は海外と国内の付帯保険があり、共に利用付帯となっております。

ただ、海外旅行傷害保険はVISA・JCB共に差はありませんが、国内旅行傷害保険に関してはVISAブランドの方が手厚くなっている点だけ注意が必要です。

海外・国内共に利用付帯なので、旅行代金等をリクルートカードで決済した時のみ補償対象となります。

ちょっとややこしいので、それぞれ解説致します。

海外旅行傷害保険

画像はJCBのHPに記載のあるものです。

リクルートカードの海外旅行傷害保険

利用付帯となってはおりますが、年会費無料のカードで傷害補償も疾病補償もついているので、まぁまぁではないでしょうか。

最高100万円なので、過度な信頼は禁物ですが。

国内旅行傷害保険

国内旅行傷害保険に関してはVISAの方がはるかに手厚いです。

これはHP上では、両方ともひっくるめて記載されており、どちらも同様の内容に見えますが、実は異なっております!

みなさんのために、たんたんが電話と資料請求で確認しました!(笑)

まずはリクルートカードの公式HPの記載からです。

リクルートカードの旅行傷害保険(公式HPの記載)

次にJCBのHPの記載内容です。

リクルートカードの国内旅行傷害保険(JCB)

最後にVISAブランドのカードですが、HPに記載は見当たらなくカード発行時についているはず付帯保険の資料のみとなります。

資料の内容がリクルートカードのHPと記載が異なりますが、コールセンターに確認を行いまして「送付の資料が正しい」ということを確認しましたので、下の画像の通りになります。

JCBのカードとは異なり、VISAのみ入院と手術に関しても補償があることが分かると思います。
※通院はどちらも無し。

リクルートカードの国内旅行傷害保険(VISA)

と、調べてみましたが、個人的には「どちらも無料カードの付帯保険としてはまずまずの内容ではありますが、有事の事態に常に備えれる補償内容では無いので心配な方は別の対策を用意しておいた方が確実と思います」という感想になります。

労力の割に得るものが少なかった感がぬぐえませんが、まぁよしとしましょう・・・。

盗難・紛失補償

リクルートカードには不正利用を防ぐための各種サービスがあります。

リクルートカードの盗難補償(JCB) リクルートカードの盗難補償(VISA)

JCBとVISAで様々な規定は異なるかと思いますが、一般的な補償内容ですので、紛失や盗難での不正利用を恐れずに安心して街にカードを持って繰り出すことができると思います。

ショッピング保険

リクルートカードにはカードで購入したものに対して、年間200万円までショッピング保険が付帯されています。

ショッピング保険

これ、かなり手厚いサービスになっております。

ショッピング保険自体は補償の対象にならない物がかなり多くて注意が必要ですが、同じカード発行会社のJACCSブランドのショッピングガードでは対象外であるノートパソコンがJCBの場合は補償対象とだったりします。

補償対象になるか否かは商品と状況に大きく左右されるみたいですので、JCBもVISAも事前に一度規約に目を通しておくことをオススメ致します。

ショッピング保険の詳細

自己負担額3000円は自腹になってしまいますが、年間200万円ものショッピング保険があれば、「リクルートカードで購入したバカラのグラスやロレックス、純金のAppleWatchを街に持っていっても、落として壊してしまったー!!」という心配から解放されますね!

置き忘れや紛失は補償対象外なのでお気をつけくださいね・・・。

電子マネーとの連携

リクルートカードの電子マネーとの相性はかなり良いです。

電子マネーとの連携はJCBとVISAブランドで異なります。

電子マネー対決はVISAの圧勝です。

リクルートカードの電子マネー連携

VISAの場合は、「nanaco・楽天Edy・モバイルSUICA・SMART ICOCA」と一通りの電子マネーにクレジットチャージをした際にポイントがもらえるのです。

VISAとJCBのどちらもnanacoにチャージできるのは非常にありがたいので、漢方スタイルクラブカードのnanacoクレジットチャージが改悪された結果、nanacoチャージ用のサブカードとしてリクルートカードを発行するという選択肢もアリかと思います。

あくまで付与されるポイントはリクルートポイントなのでポイントの利用方法についてはしっかりと考えた上でチャージを行ってください。

利用の際の注意点

ということで、リクルートカードの魅力をお伝えしてきましたが、利用の際には以下の点に注意する必要があります。

付与されるポイントはリクルートポイントである

リクルートカードの利用で付与されるポイントはリクルートポイントです。

あくまで現金ではありません。

他のクレジットカードでも同じ話ですが、還元率が高くでも還元されるものを有効活用できないと意味がありません。

ポイントの使いやすさと言う点では、REXカードのように還元率がリクルートカードに劣っていても、実質現金還元出来るカードの方が正直使いやすいです。

生活に必要なお金として還元するという意味では、ホットペッパービューティで髪を切るお金に充てたり、仕事の出張で宿泊費の立替がある方は「じゃらん」で使ったりというところでしょうか。

ECサイト後発でまだまだ楽天市場とは規模は異なりますが、ポンパレモールで生活品を購入するってのもありかと思います。

リクルートポイントの使い道

貯めたポイントをしっかりと有効活用することが可能かどうかは事前に考える必要があると思いますが、Pontaポイントとの相互交換により、無料カードの中ではほぼ死角が無くなった最強カードの1つとなったのは間違い有りません。

こんな方にオススメ

今までの情報を総合するとリクルートカードはこんな方にお勧めかと思います。

  • クレジットカードの年間利用額が30万円に満たない方
  • リクルートカードプラスに興味があるがポイントを使いきれるか不安な方
  • リクルート系列のサービスやponta提携サービスを利用する方
  • nanacoへのクレジットチャージができるカードを探している方
  • 重厚な入会キャンペーンにそそられている方(笑)
  • よくモノを落として壊したり、盗難に遭う方(笑)

このあたりでしょうかね!

まとめ

それではリクルートカードのおさらい!

【リクルートカードの特徴】

  • 年会費無料
  • ポイント還元率1.2%
  • 端数が無駄になりづらいポイント付与形式
  • pontaとの連携で幅広いサービスにポイント利用可能
  • 無料カードではなかなかの旅行付帯保険
  • 充実のショッピング保険
  • nanacoの他電子マネーとの高い親和性
  • 充実した入会キャンペーン

クレジットカードをうまく活用することで、簡単に家計の節約が可能なので、自身のライフスタイルに合ったカードを選んで下さい。

賢くクレジットカードを利用して、より良い生活をつかみとりましょう!

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たんたん

ある日突然現れた「親の借金返済で転落人生」へと…!お金・家族・恋人・時間、全てを奪われた怒りを1年半ブログにぶつけてたら、気づけば「家計のプロ」となってた。見切り発車で会社を辞め「人生の火起こし人」として、独立系のファイナンシャルプランナーで起業。座右の銘は「人生、一念(一年)あれば必ず変えれる」
■転落はある日突然に…プロフィールはこちら
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